レディースSEIKO10系21石(1969年)

フェイスの上下に石がセットされてゐるデザインは60年代のROLEXを眞似た感じが否めない。1960年代後半か70年代でも前半までくらゐのものだとは思ひましたが、やつぱり正確な情報が欲しい。

フェイスにはSEIKO 21Jewelsとあり裏蓋には190187、WGPBACKST.STEEL、10-0900とある。
フォトギャラリーアンティークウォッチさんのSEIKO ELECTRONIC EL370のページを見せて貰ふと、六桁の方は一番左の數字が製造年數の下一桁で、その右の數字が製造月、殘りの四桁がケースの番号。ハイフンの左側はキャリバーナンバーで、右側の左端の數字は文字盤の外徑末尾、殘りの三つはモデルチェンジの推移なんださうです。

私の時計で言ふと、何年代かわからないけれど*9年の一月製造で、ケースの番号187、文字盤の外徑は*0ミリ。10ミリでした。初號機が000だから10號機か。21石の手卷き式です。手卷きは17石あれば十分だと聞くけれど、何年も經つと差が出る氣がする。

中も見てみたけれど、裏蓋以上の情報はなかつた。
1959年だとSEIKOのマークはS字だし、1979年ではクォーツが出てゐるし、カットガラスが1960年代の流行だから1969年だと、思つてはみても確信が持てず、SEIKOに問ひ合はせてみました。

キャリバー10の事は「10系モデル」と言ふらしく、10系モデルは1960年代後半から1970年代前半に製造されてゐたさうなんです。と言ふ訣で、1969年一月製造。SEIKOさんありがたうございました。