早い曲を遅いテンポで

早い曲に乗りきれず、今までかう云ふ時に言はれた事を思ひ出してゐる。
ある人は兎に角遅いテンポで、4倍くらゐ遅いテンポで練習してしまくつてからテンポを上げる。出来る事を早くし直すのは簡単なんだから。と言つた。また別のある人も遅く練習する事だ。と言つた。多分私が腑に落ちない顔をしてゐたのだらう。その後続けて、早いテンポでは出来ないけれど、遅いテンポで演奏するからこそ出来る脚色をしたりしてごらん。と言つた。
やつてみてはゐるんだけれど、早く演奏すると、まだ「弾かされてゐる感じ」がする。
まあ不思議なものだと思ふのは、既に出来る早い曲を滅茶苦茶遅く演奏すると、またそれはそれで難しい。
早いとか遅いと言へば、この日のジョギング平均速度7.4kmと言ふ数字。雨にやられて強風に煽られ速度が出なかつた事もあるのだらうけど、結構早く走つたと思つてゐたのにガッカリです。
ジョギングでも遅く走ることが速く走る練習ですみたいな事を言つてゐるのだけれど、いつか時速10kmとかで走る事が出来るやうになるのでせうか。走り始めてほぼ1年。時速8kmくらゐになれてゐても良いのではないか。無理をすれば良いのかな。わからない。