新・三銃士 第16話

今日のNHKでのタイトルは「危険なつり橋」だつたのに、新聞の番組欄では「渡れない橋」となつてゐて、大規模なネタばれだな、と思つた。橋の上で随分イライラしちやつた。
ちよつと、私こそネタばれになつてしまふんだけど、一人で道を進む事になるダルタニアンに、アラミスが「こんな時、もしアトスだつたらどうするか。アラミスだつたらどう思ふか、と考へるんだ。君は一人ぢやない。いつも一緒にゐる。」みたいな事をダルタニアンに言ふんですけど、お母さんの葬式を思ひ出しちやつた。
あの時、お寺の住職も、死んだ人との付き合ひは終るのか。と云ふ話しをしてゐて、どうしたつて死んだ人は死んでゐるんでどうしやうもないので、「もしお母さんだつたら何て言ふか、どうするか。」と云ふ事を常に考へてみて、だけどそれに従つて生きる訳でもなく、自分の考へにプラスして、「こんな時あの人だつたら」と云ふ事を胸の中でやつて、さう云ふ形で、その人との付き合ひを続けることも出来る、と云ふ事になるんだと思ふよ。と教へてくれた。アラミスは深いなあ。