長文を読むのが困難になつた話

先週の陛下は偉かつた。何回も見逃してゐるので、ミレディーがダルタニアンにすつかり恋してゐることすら知らなかつた。
それはさうと、最近長文を読むのが困難になつてゐる。もともと読書家でもないし、そんなに長文を読むことに慣れてはゐないけど、面白い文章はすんなりと読むことが出来た。それなのに、最近140文字くらゐ読むと、考へ込んでしまつて読み進められないのだ。140文字…Twitterですよ。害される程読んでゐるのでせうか。
「天気が良いよ。今日はどうしよう。」みたいな「つぶやき」は良いんです。問題は140文字ギリギリの「つぶやき」です。制限ギリギリの「つぶやき」は大抵の場合俳句を作るやうに、人は考へてつぶやいてゐる。何を言ひたかつたのか、凝縮された背景を想像し、そこに物凄く意味を感じる場合がある。もちろん、物凄く意味があるのはたつた1行の短い台詞でもあり得る事だけれど。
本を読むときはそんな事はないのに、ブログを読まうとすると、ちやうど140文字くらゐのところで止まつて考へてしまふ。Twitterのせいかどうかわからないけれど。
ただ、何かを読んでゐる事が多くなつた。音楽でもさうだけれど、私だけですか?余りにも多くの音楽を注意深く沢山聴いてゐると、たまに聴くことを休みたくなる時がある。そんな時は適当に休んでみるしかないと思つてる。
それにしても、もう終りましたが、数日間でもチック・コリアにフォローされてゐた私の気持ち、わかります?レニー・ホワイト、スタンレー・クラークと並ばされた私の気持ち。そしてその間に自分の演奏をアップした私のプレッシャー。うーーーーー!嬉しかった!何故フォローされたのかもわからない。メッセージなんか送ることも、Twitterで語つた事すらない。彼をフォローする為にTwitterを始めた私だもの。何故フォローされたかもわからないし外された理由もわからない。その方が助かるけど。外されたつて構はない。だつてこれは、夢ぢやない、現実だつたんだもの!