自分で言つた事に自分で返事をする

夜中にコアリズムDVDの宣傳番組を見ることがある。コアリズムと云ふのは、ラテンダンスを應用したエクササイズのこと。
私も興味があるのだけれど、未だ購入してゐない。しないかもしれない。でもこの手の番組を見てゐるのは好きで、やつてゐれば見てしまふ。
番組の中で、ラテンダンス經驗のある杉本彩さんが「このコアリズムと云ふのは絶對お勧めですね。はい。」と言ふのです。このフレーズを聞く度に「はい。」が引つ掛かる。

Aさん
絶對お勧めですね。
Bさん
へえ、さうなんですか。
Aさん
はい。

だつたら氣にならない氣がするんですが。
私は、餘り話した事や考へた事がない件について話す時、自分で無意識に確認しながら「うん。」とか「はい。」とか、自分に對して言つてゐると思ふんです。
コアリズム宣傳中に使はれたこの「はい。」と云ふのは、印象からすると、相手に念を押すとか、氣持ちを強調してゐる意味と取れば良いんだらうと想像は出來るものの、何かここだけとても氣になつてしまふ。
私自身が、自信を持てない事を確認する時に使ふものだから、正反對の強調目的で使はれてゐるので氣になつてゐるんだと思ふ。
私だけかも知れないけれども。